新海誠監督最新映画『君の名は。』を34歳独身が一人で鑑賞してみた。※ネタバレあり

映画

予備知識ゼロで鑑賞してみた

youtubeの予告は観たけど。新海誠監督の過去作品も未鑑賞。

 

(注:以下、ネタバレ含む)

昨日1回観た記憶を頼りに書いているので色々間違ってたらごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

都心の高校に通う立花瀧、飛騨(岐阜)の田舎の高校に通う宮水三葉。赤の他人である二人の男女が入れ替わってしまう。1週間に2・3日の頻度で入れ替わりが発生する。元に戻っても、相手に乗っ取られていた間の記憶は残っていない。。前日何をしたのか(されたのか)を覚えていない。体やノートに、お互いの情報を書き残すことで、互いに入れ替わりが発生していることを把握する。ノートやスマホアプリを使って、入れ替わった際のルール決めをして、活動報告を残すようになる。

入れ替わりを続けて、次第に互いのことが気になりだしたところで、ピタっと入れ替わりが止まる。数ヶ月後、瀧は三葉に会いに行く。自分の記憶を頼りにスケッチした風景画を頼りに、場所を特定する。たどり着いた場所は、3年前にティアマト彗星接近時に落下した隕石で消滅した村だった。住人の大半が死亡して閉鎖した村。図書館で3年前の事故を調べる瀧。死亡者リストの中に「宮水三葉」の名前を見つける。

(現在の瀧と3年前の三葉が入れ替わっていた)

三葉のことをあきらめられない瀧は、三葉の神社の御神体のある山へ行く。以前入れ替わっていた時に、祖母と妹と一緒に行った場所を発見。自分がお供えした酒を口にしたところで、再び入れ替わりが発生する。

隕石落下当日に戻った三葉(中身:瀧)は、被害を食い止めるために奔走する。アマチュア無線部と放送部の友人と3人で、避難計画を練る。父である町長にも協力を求めるが相手にされない。三葉(中身:瀧)は再び御神体のある山へ行く。一方、御神体の側で目覚めた瀧(中身:三葉)は、街が消滅して自分が死んだことを思い出す。日没直前(黄昏)に奇跡が起こる。3年前の三葉(中身:瀧)と現在の瀧(中身:三葉)が再会する。そして二人は元の体に戻る。互いの名前を忘れないように体に名前を書こうと提案する。瀧が三葉の手に書き終えて、三葉が瀧の手に書こうとしたところで、再び離れ離れになる。

瀧の記憶が薄れつつも、隕石落下の避難計画を遂行する三葉。山をかけおりる途中で転倒する三葉。自分のてのひらを見る。そこに書かれていたのは、記憶から消えそうになっている「瀧」の名前ではなく「好きだ」のメッセージ。「これじゃあ名前わかんないよ」と苦笑しながら、泣きながら、立ち上がる。父(町長)に会いに行く。必死に父を説得するシーンで暗転。

目覚めた瀧は、自分が何故ここに来たのか記憶が薄れ、東京に戻る。

それから5年が経過。何かを忘れているとモヤモヤした状態で就職活動を続ける瀧。隕石落下の大災害からちょうど8年経過したことがニュースで流れる。ここで「奇跡的に住民に犠牲者が出なかった」と報道される。(避難計画が成功していた。未来が変わった)

ある日、瀧と三葉の乗っていた電車がすれ違う。お互い窓際にいて、互いの目が合う。二人とも次の駅で電車を降りて、相手を探す。とある街中の坂で再会する。坂を降りてくる三葉、坂を上る瀧。お互い声をかけられずにすれ違う。瀧が振り返る。

「あの、どこかで会ったことは?」
「はい」

二人とも目には涙を浮かべる。最後に二人が、

「君の名は」

と問い掛けたシーンでエンディング。

感想

前半は「思春期の男女が入れ替わったら、こうなる」的なやりとりが、テンポよく進む。監督がインタビューで「飽きさせないように作った」と言っていたけど、そこは納得。RADWIMPSの楽曲が随時挿入されてお腹一杯感があったけど、入れ替わり生活をコメディタッチで描くシーンにはマッチしていたと思う。

後半のシリアスパートは、正直ちょっとついていけてないところもあった。えらそうに「あらすじ」を書いてしまったが、重要な要素(紐・3年前に三葉が東京に行って瀧と会っていたこと)が漏れてた。そこを書き足すとさらに複雑になって、理解できなくなるので割愛。

背景もキャラクターも、グラフィックはすごい良かったと思う。アニメ映画はジブリくらいしか観ない自分だけど、今後も新海誠作品はチェックしようと思った。作画監督が『千と千尋の神隠し』にも関わった人らしい。だからか。

???なところ

3年間ズレて入れ替わっているのだが、「さすがに気づくだろう」と。スマホの日記アプリ的なものを使っているけど、絶対西暦も表示されるだろうし。新聞とかテレビとか学校の行事とか。。よく出来た夢だなというセリフもあったので、本人達も細かいところは気にしていないという解釈でいいのか。

オススメ度

85点

カップルで観に行くと良いと思う(達観)。34歳のおっさんが仕事帰りに1人で観るような映画ではなかった。余談だけど、上映中の隣の席のDQN男女のマナーが酷かった。上映開始直後から、じゃがりこボリボリ。。3分おきに感想を語り合う。。ただ、ストーリーに引き込まれたのか、途中から無言になってた。そういう意味でも良い映画(凄い映画)なのかもしれない。

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