お手玉とは

手の平に収まるサイズの小さな袋に、小豆や豆を入れて縫い合わせたもの。遊び道具の一種で、昔は伝統的な遊びとして女性間で盛んに遊ばれていました。時が経つにつれてお手玉を日常的に遊ぶ事も少なくなり、遊び方を知らない子供も少なくありません。しかし、最近では高齢者の方がお手玉をする事で老化防止に効果があると実証され、多くの老人福祉施設で取り入れられています。

お手玉の歴史

紀元前1200年前、トルコの城壁のレリーフにお手玉をしている場面が発見されており、予想よりも遥かに昔からお手玉が存在していた事が分っています。日本に伝わったのは奈良時代、インドと中国を経て伝承されたと伝わっています。当時は「石名取玉 ( いしなとりたま ) 」と呼ばれ、小豆や米でなく水晶が用いられていました。江戸時代に入ると現在の様な布のお手玉が登場し、中身も水晶ではなく大豆やひえを用いられるようになりますが全国的な遊びではありませんでした。全国へ広まったのは江戸時代〜明治時代と考えられており、この頃は多くの子供達がお手玉を使って遊ぶ時代でした。しかし、1950年代から核家族が進む事で祖父母と同居する家族も減少します。それによってお手玉と言う遊びも伝わらず、他の様々な遊びが登場する事でお手玉も徐々に姿を消していく様になりました。現在では学校など教育の場で伝統的な遊びとして、次の世代へと受け継がれる様になってきています。

お手玉の効果

上記でも述べたお手玉をする事で老化防止に効果があります、何故お手玉をする事でこの様な効果があるのでしょう。人は高齢者になるにつれて神経細胞が衰えて、その結果ボケや運動神経の衰えへと繋がります。しかし、お手玉をする際に手(正確には指先)を使ってお手玉を高く上げたりします。指先を使用する事で脳に刺激を与え、神経細胞の発達を促す事で老化防止へと効果を発揮するのです。それに、この世代の人であれば少なからずお手玉を使って遊んでいた世代でしょうから、当時の懐かしさを思い出して楽しく行う事が出来ます。1日たった10分程度でも効果がありますので、出来うる限り持続させるのが理想です。高齢者だけでなく子供のスキンシップにもなりますし、不器用な子供の多い現代において最適な遊びと言えます。

お手玉の作り方

普通に市販されていますが、デザインにこだわりの無い方やお金を安く済ませたい場合は自分でお手玉を作ってみましょう。

[ 必要なもの ] 1個分

・13×6cmの布:2枚
・針と糸
・ビーズ
※小豆でも問題ありませんが、虫が沸かない様にペレットなどを一緒に入れましょう。

<手順>

1.布を重ねて、輪になる様に外側を5mmの縫い代を取って縫います。
2.中表にひっくり返してから、こちらも8mmの縫い代を取って塗りましょう。
3.そのままの状態で片側を閉じる様に塗って、輪にする様に2本どりで縫います。
4.ぎゅっと縛り、縫い目の上で玉結びにします。
5.布を表側にして同様に閉じます、中にビーズを入れて中身が出ない様に両端をしっかりと縛ってから数箇所でしっかりと止めましょう。
適当な所で玉結びにすれば完成です、同様な作り方で必要な個数作りましょう。

お手玉遊び

お手玉が手元にあれば、遊びの道具なのですから遊ばなければ意味がありません。

まずはお手玉に慣れる事から始めましょう、次から一番基礎的な遊び方をご紹介します。

練習

まず、片方の手で2個のお手玉を持ちます。
1個だけお手玉を投げ上げてキャッチし、投げていない方のお手玉を投げ上げてキャッチします。
これを繰り返し、お手玉の感覚を覚えましょう。

縦回し

練習して慣れてきたら、基本の縦回しに挑戦します。
片手で2個持って1個だけ投げる所までは練習と同じです、しかし投げているお手玉が落ちてくる前に残っているお手玉を投げます。
これを繰り返すだけです、慣れるまで大変かもしれませんが基礎なので頑張って覚えましょう。

3つ回し

縦回しが大分出来る様になった人、または片手ではどうも苦手な人は3つ回しにチャレンジしてみましょう。
まず、右手に1個と左手に1個の合計3個持ちます。
右手のお手玉を1個投げて、投げている間に左手のお手玉を素早く右手に移します。
先程投げたお手玉が落ちる前に右手に移ったお手玉を投げ上げます。
そして、落ちてくるお手玉は左手で受けます。
この手順の繰り返しです、縦回しが出来る人なら案外すんなり出来ると思います。
縦回しが苦手な人でも、両手を使えば出来ると言う人もいますので頑張って練習してみましょう。

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